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少女探偵令嬢(れいじょう)
第1章 告白される。
と、部室のドアがノックされる。

「宜しいでしょうか?」

「少し待ってくださいませ」

と令嬢(れいじょう)。

ドアを開ける。

目の前に小柄な少女が立っていた。髪は黒。おびえた小動物のよう。

「ゆき。
お茶を」

「かしこまりました」

紅茶を勧める。

「あたしは令嬢。
探偵部をしてる」

「あの。
あたしは沙織です。
淫状が届いたんです」

「そう。それでそのあと。
あなたはなにをしたのかしら?」

目の前の小動物は恥ずかしそうにうつむく。


(沙織。こんな体で・・・)

とゆき。
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