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第16章 未来へ
『…おしまい。ハイ…これ』



オレにパジャマを羽織らせてくれると
すぐに後ろを向くアイル






『ありがと…。スッキリした』




『よかった…』





本当にスッキリした





振り向けばベッドは
シーツがキレイに換えられて
その上にバスタオルが敷かれていた



アイルが肩をかして
オレをベッドに寝かせてくれる




『お水…沢山飲んで
沢山汗かかせると良いから

汗かいて
気持ち悪くなったら教えて?』





ベッドの脇に飲み物を置いて
オデコに冷えピタを貼ってくれる




『~…さてと、少し換気するね。~』




窓を開けて空気の入れ換えを済ませると
アイルが出ていく




『ちょっとうるさかったらゴメンね

・・・おやすみ』








『アイル……ありがと…な

なんか…オレ

めちゃめちゃカッコワリィ…』








『?…。クス…へんなリョウキ

~誰だってそういう時あるよ

変な心配しないで休んで?』












洗濯機やら掃除機の音がする



少し遠くぼんやりとそれを聞きながら


オレはしばらくウトウトする

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