この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第3章 君の十色
それからオレは週末にちょくちょく
ソウタさんの元を訪れるようになった


食事に行ったり飲みに行ったり
終いにはアイルに店を任せて
食事に行ってみたり



沢山話をする


ソウタさんの話は
やはり面白くて飽きなかった


顔が広くて色んな事に長けているマルチな男





そしてアイルの話をする


オレも…そう気持ちを隠してはいないし


ソウタさんもわかっていて
聞いてくれてるように思う


答えられないことには答えない
オレもすぐにそれがわかるから
変なことも言わない




…オレが言うのもナンだが


ソウタさんは信頼した人間にはとても手厚く
面倒見の良い人だと思う


すっかり頼れる兄貴みたいになっていた





アイルとは地元である隣の県で
近所に住んでいたアイルが猫を拾って

ソウタさんの当時勤めていた病院に来たのが
きっかけで知り合ったそうだ



アイルが8才の時だそう



感情こそあまり表に出さないが
仕事が真面目で人情的

動物の事に関しては
顧客に結構厳しい事も言うのだとか




『小さい時から
あんなカンジだったんですか?』



『~本質は変わってないと思うよ?』



『マジメで仕事熱心で…?』






ホンシツ…?


ソウタさんのように

上手くいかないが探りを…やはり入れる





『ん~。ま、アソビがないな!今のあの子には』



『遊び……』





オレの言いたい事がわかるかのように

ソウタさんは自宅兼の客間で
一冊のアルバムを出してくれた

犬や猫、うさぎ…動物と写る女の子の写真





『これ・・・あの子ですよね?』





なんだコレ…めちゃくちゃ・・・













『…めちゃくちゃカワイイだろ~?(笑)』







ソウタさんが親バカみたいに笑う



アルバムの中には
今からは想像がつかない程


眩しいくらいの笑顔の
アイルの写真ばかりがあった



整った顔やクシャクシャに笑う顔は
ちっとも変わってない







だけど・・・
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ