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第30章 それぞれの、生きる場所…
『あの子・・・シュンくん』


悶絶(?)してしまったオレに

珍しくアイルから話し続ける。





『うん・・・』


『次の大会・・・難しいのかな…?』





『~…ん。

あの子の先々を考えたらな…。今は…』




『そっか…』






『……まだまだ・・・これから伸びてく
無限の可能性を持った子どもたちに・・・

全て・・・棒に振るような失敗…
取り返しのつかない失敗は

させたくないんだ・・・』





『リョウキ・・・』






『……』






『…いい先生。・・・子どもたち羨ましい』






だから・・・


テレんだってーの……その顔…。







『よ~し…!

じゃ、帰ったらアイルの〃先生〃

やってやるからな♪…』







『・・・・・・・・イヤ。・・・早く休んで』






『・・・~~(泣)』






一歩一歩・・・

さぐり・・・さぐり



地道に進んでいくオレを
アイルが認めてくれていて



オレは…知らぬ間に



少しずつ〃自信〃をもらっている…。



そんな気がした。
















『リョウキ~・・・

やっぱり持って生まれた
〃スジ〃が違うなぁ!

現役でいけるだろ、お前?!』






『・・・・・・・無茶振りですよ先輩(汗)』




そんなマツオカ先輩の声を

時々耳にしながらも

オレは、こんな日々を楽しんでいる。





めちゃめちゃハードだけど…


チームでがむしゃらにコートを走る事を


楽しんでいる。






オレの…

居たい場所が・・・・・・ここにある。

















『リョウキ・・・
ちと一緒に後輩見にいかないか???』




『?』




『~アイツらにもお前…

〃いい刺激〃になりそうだ♪』









センパイ……




オレのコト……





















コキ使いすぎ~~~~~~(笑)


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