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月夜の時間
第12章 もしかして…
「本当はガッカリしたのが当たってるかもな。」

結婚もしていないのに

亜里沙との間に家族ができるかもと思ったら

心底 嬉しかったと

賢治は照れくさそうに笑った。

賢治君、もし妊娠したら結婚してくれるよね?

それとも責任取らなくて済んだから

ホッとしてるの?

どっちの考えなの?

「亜里沙?どうかした?」

「なんでもない…ほら私、コンビニよって行くよ。」

確かめてもし、一緒に居られなくなったら

そう考えるとこれ以上話せなかった。

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