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月夜の時間
第13章 すれ違い
ラーメンをすすりながら賢治はキョロキョロ見回す…
「父さん…いないなー。」
「また今度出直すかな…」
「亜里沙、久しぶりだな。」
迫力ある眉毛、目つきもギラギラしてて
腕の筋肉もなかなかだ。人一人刺してそうな…強面な…
「おい、小僧。今、俺のこと
犯罪者の目で見てるだろ?」
「ま、前科はあるけどね…」
「昔の話だ。」
おいおい、なにやったんだよー。
「おっ、お世話になっています。
俺、亜里沙の彼女です!」
「ちょ、彼氏でしょ?テンパりすぎ…」