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月夜の時間
第3章 試合観戦
試合中に他校選手からアタックをブロックする賢治君
確かにかっこよかった。
真剣に取り組んでる姿見たら
誰だって格好よく見えてるだけだよ。
そう言い聞かせてるのに…おさまれ私の心拍!
そんなつもりで来たんじゃないのに。
落ち着かなくて席を立っては戻った。
試合は聖陵高校が勝った。
亜里沙がトイレから出ると 控室に向かう賢治達と
会った。
「おっ…おめでとう。」
「ありがとう…」
後ろにはファンの女の子がお菓子やタオル
差し入れを渡そうとしている。
私が言わなくても可愛いファンがたくさんいるね…。
女子の冷たい視線もイタイのでさっさと退散しよーっと。
亜里沙の持ったハンドタオルを奪い取り
賢治は自分の顔の汗を拭いた。
「ちょ…」
「ちょうど良いところにタオルがあったから。」
「汗だくすぎてこんな 小さいタオルじゃ足りないよ」
亜里沙はクスッと笑った。
「あ、…よかったらラインしない?」
賢治が目をそらしながら言ってきた。
「うん…。」
そう言って私達は連絡先を交換した。
ハンドタオルはとられたままで。
確かにかっこよかった。
真剣に取り組んでる姿見たら
誰だって格好よく見えてるだけだよ。
そう言い聞かせてるのに…おさまれ私の心拍!
そんなつもりで来たんじゃないのに。
落ち着かなくて席を立っては戻った。
試合は聖陵高校が勝った。
亜里沙がトイレから出ると 控室に向かう賢治達と
会った。
「おっ…おめでとう。」
「ありがとう…」
後ろにはファンの女の子がお菓子やタオル
差し入れを渡そうとしている。
私が言わなくても可愛いファンがたくさんいるね…。
女子の冷たい視線もイタイのでさっさと退散しよーっと。
亜里沙の持ったハンドタオルを奪い取り
賢治は自分の顔の汗を拭いた。
「ちょ…」
「ちょうど良いところにタオルがあったから。」
「汗だくすぎてこんな 小さいタオルじゃ足りないよ」
亜里沙はクスッと笑った。
「あ、…よかったらラインしない?」
賢治が目をそらしながら言ってきた。
「うん…。」
そう言って私達は連絡先を交換した。
ハンドタオルはとられたままで。