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月夜の時間
第10章 修復
別れの手紙を入れようとすると

ドアが開いた。

「あら、あなたはたしか…」

上がりなさいと言われ、賢治の部屋へ入る。

「ここへは よく来られるのですか?」

「息子の部屋よ、当然じゃない。

晩ごはんの作り置きとかね。

私のことの必要としてるからね。

賢治は私以外 女は入れないのよ。」

お母さんは私の事キライなんだろうな。

爽やかな笑顔には裏がありそう…

あー早く帰りたい…
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