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月夜の時間
第10章 修復
「あ、ぁ…」

「亜里沙、我慢しないで声出して。」

「だって…恥ずかしい…ょ」

「もっと聞かせて」

耳元で低く響く賢治の声にドキッとする。

亜里沙は賢治のキスが心地よくなっていく。


ブラのホックが外され はらりと落ちた。

咄嗟に両手で隠したが、賢治が優しく押さえつけた。

「きっ…きれいなんだから隠すな。」

「そんなことないの…」

「俺がよければそれでいいの!」

ゆっくり亜里沙の頭を支えながら押し倒す。

うつむいて潤んだ瞳で亜里沙は賢治を見つめた。

「私ね、賢治君とこんな日が迎えられて

すごく嬉しいの。夢なら覚めないでって」

「やっと叶ったんだ。

夢で終わらせてたまるかよ。」



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