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共鳴する絃
第2章 エチュード
『私は次の演奏会でチャイコフスキーのバイオリンコンチェルト振るんだよ。』

『そうなんですか?今ちょうど練習してるんです。オーディションが有るんですが自信かなくて、先生には機械みたいって言われてしまって。。』

『チャイコフスキーは心から溢れる物を表現しないといけないね。あんなに切ないロマンチックな美しい旋律なんだから』

『先生にも言われました。でも感情を出すのが苦手なんですよ。バイオリンをやっていくのにこのままじゃだめですね。』

タカシとの音楽の話は尽きない。毎日のように音楽の話をしたりお互いに同じ演奏の動画を見て演奏について語り合った。時間はあっという間に過ぎた。

(タカシさんはSさんなんだよね?
そういう話題にはならないな。
ならなくてもいいかな?
今の音楽の話は楽しいし、この関係居心地がいいからこのままでもいいかな?
でも。。。)


静かなひんやりした雨降りの午前中。茜はいつものようにSNSのページにサインインする。タカシもオンラインになった。

『こんなに静かな雨の朝は妄想でもしようか?』

『妄想?』

『そうだよ。嫌なことはしない。パソコンの接続を切ったらいつでも止めることも出来る。』

『はい。少し緊張しています。』




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