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仕事終わりは癒しの時間
第13章 来客
翌日、お土産を沢山もった藍さんを駅まで見送りに行った。
「じゃあね、茜ちゃん。身体に気を付けてね」
「うん、パパと裕太によろしく伝えてね。休みには絶対に帰るから」
拓也と華さん、そして藍さんと話をして気持ちが固まった。
ウジウジしてた自分が嘘のように、心のモヤモヤは解消されていた。
ーーーーーー
「ごめんなさい、高山さんとはお付き合い出来ません…」
週明けにこれまで保留にしていた高山さんに告白の返事をした。
「やっぱりなー」
「ごめんなさい。好きな人が居るんです」
「…そいつは君のことを幸せにしてくれるか?」
「分かりません。でも、今度私の気持ちを伝えようと思います。高山さん、ありがとうございました」
高山さんは頭をかいてから、私の肩に手を置いてジッと見つめてきた。
「告白したからと言って、俺は先輩だ。これからも男としてではなく、先輩として接してくれよ」
「はい!」
山岡さんに気持ちを伝える、そしてキッパリお別れしよう。