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第31章 妖魔の館╳料理人と変態達

ギリガム「そんなに私を疑うのか・・・・いいだろう、では手始めにティアマトが頼んだ品を私が指示を出すからそれに従って作れや」



グラデラ「えっ？何で？」



ギリガム「オメェふざけてんのか？無駄口言わずに従え！」



ティアマトが頼んだ品は外がカリカリで噛む度に口の中で肉汁が溢れる料理が食べたいと言ってきた、ギリガムは占い師が用意した蟷螂のお尻の肉を蛸糸で網目状にしたら大きなオーブンに吊るしてじっくりと焼くように指示されたグラデラはその通りにした、さらに２時間置きに鶏ガラと塩のタレに漬け込みながら焼くのを繰り返し、８時間も同じ作業を繰り返した結果、肉の表面は程よいカリカリ感と味がしっかりと焼いたことにより旨味が凝縮された肉の塊になった



ギリガム「懐かしい匂いだ・・・・だがあともう少し加えよう」



グラデラ「これでもう十分じゃね？」



ギリガム「うるさい！さっさとやれ」



オーブンから取りだし、擦り潰した胡麻、胡椒、ハーブを少々まぶしたら１時間ほどそのまま常温で放置すると肉の臭みが緩和し、食欲を注ぐようないい香りがした、その匂いは館内に広がる



ギリガム「これで完成だ！さすが世界クラスの腕前だな、まぁ私の指示をここまでやるとはな・・・・さすがだ」



グラデラ「なんかヒヨコに誉められてもうれしくない」



ロデリア「んあ？やっと完成したのね、眠かったから今のうちに寝といた」