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Sな彼女
第3章 出会い
幼い頃から人付き合いが苦手だった。
家族までにも
「何を考えているのかわからない」
「反応がつまらない」
と言われ続けてきた。
集団行動が大の苦手だった。
特にチームワークや連携プレーを必須とする体育の授業が、堪らなく嫌いであった。
嫌いな事は全くダメだが、好きな事に関しては時間を忘れる程に没頭出来た。
絵を描く事とか手芸とか。
しかし、男が手芸が好きなんて周囲の大人達やクラスメイトからは「女々しい」とか「気持ち悪い」などネガティヴな評価しか得られなかった。
高校入学と共に、不登校になってしまった。