この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第15章 恋敵

「あの女は既に大事を起こしております。側室に仕える尚宮風情が中殿さまに手をかけるなど、あってはならないことです」
打たれた当のファソンが宥めることがチェジンを余計に苛立たせているようだ。
「チェジン、落ち着いて。だからこそ、騒ぐなと言っているのよ。このままでは朴尚宮は良くて鞭打ちの刑、下手をすれば、もっと重い刑を受けることになる。あの者が最初から私を打つつもりはなかったのは、あなたも知っているでしょう。私一人が我慢すれば、朴尚宮は罰せられないわ」
打たれた当のファソンが宥めることがチェジンを余計に苛立たせているようだ。
「チェジン、落ち着いて。だからこそ、騒ぐなと言っているのよ。このままでは朴尚宮は良くて鞭打ちの刑、下手をすれば、もっと重い刑を受けることになる。あの者が最初から私を打つつもりはなかったのは、あなたも知っているでしょう。私一人が我慢すれば、朴尚宮は罰せられないわ」

