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第15章 恋敵

「私はまだまだ未熟だ、朴尚宮。歳若く、中殿となってから日も浅い。ここにいる黄尚宮やそなたのような古参のベテラン尚宮たちが支えてくれなければ、何一つできぬ。ゆえに、これよりはそなたも我が身を支えて欲しい。至らぬ身ではあるが、私もまた中殿にふさわしき人間になるべく、そなたらに教えて貰いながら成長してゆけたらと思っている」


「中殿さま」



　朴尚宮は感極まったように号泣した。