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第16章 嫁と姑

　他ならぬカン自身から聞いた話―懐妊した前王の側室を席藁罪待(ソツコテージユ)させた挙げ句鞭打って流産させた逸話はまだ記憶に新しい。


　それとも、と、大妃がファソンを真っすぐに見据えた。


「かつての私のように、崔昭容を鞭打つか？」

「―！」


　ファソンは息を呑んだ。少しく後、ファソンは涙声で言った。


「そんなことができるはずがありません。崔昭容はただ王さまの愛を得ただけです。彼女自身には何の罪もありません」