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第20章 危険な駆け引き

　その分、ここが昼間でさえ人気がないということでもある。迂闊だった。ここに来る前、チェジンはたまたま女官に用を言いつけに出かけてファソンの側を離れており、ミン尚宮が控えていた。





　ミン尚宮はむろん付いてくると言ったのだが、ファソンが一人になりたいからと言い張って出てきたのである。こんなことならミン尚宮の言葉を素直に受け容れて伴を連れてくるのだった。