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第20章 危険な駆け引き

　結局、納得しないながらも、領議政は王命を尊重してくれた。


―国王殿下がおん自ら質素倹約を実行されているのだから、臣下として従わなければならぬ。



　と、自分も私財を投じて貧民救済に当たり、領議政のお陰で、それに続く高官、両班たちも続出した。





　今回のところは、一歩譲ってくれた領議政に感謝するべきだろう。