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第22章 山茶花の夢

　また盃を出され、ファソンが注ぐ。そんなことを数回繰り返した。カンと違うのは、この叔父の方はかなり酒に強いらしいというところだ。幾ら盃を重ねても眼許が紅くなる程度で、その他に酔ったけぶりは欠片ほども見せない。




　男のぎらついた視線がファソの素膚を辿る。胸の膨らみから、引き締まった腰、張りのあるお尻、更にその下の秘所へと嫌らしく舐め回すような眼がゆっくりと身体の隅々まで暴いてゆく。