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第26章 　　終章～事実は小説より奇なり・其の二～

　　　　　
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　賢宗は後の歴史に偉大な王として名を轟かせることになる。その傍には常に影のように慎ましく控える中殿の存在があった。



　王妃の内助の功は計り知れない。特に王妃は貧しい民や女性も学ぶ機会と場所を与えられるべきだとし、朝鮮の主立った都市に王妃の発案で学問所の創設が盛んに行われた。そのことも特筆すべきことであろう。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（永久花・後編）
　 　　　　　　　　　　　　　　【完】