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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第30章 菩提樹の想い出
 見た眼も少し異なり、六月から七月頃、淡黄色の花を咲かせる。一月も終わりの今は葉はなく、裸樹で淋しいものだ。尖った枝先が薄蒼い冬の空に向かって突き刺さるように伸びている。





 あれはいつのことだったか、そう、確か凜蓮が漸く六歳ほどになった夏のことだ。この菩提樹に花が咲いていたから、初夏だったのだろう。いつものように兄に〝一緒に遊んで〟とせがんだのに、突っぱねられ泣いていた。
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