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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第5章 契約結婚と本物の恋
結婚相手を自分で見つけたい、想い想われた人と結ばれたいという気持ちはファソンも同じだ。共感をこめて頷くと、カンがじいっと見つめているのに気付いた。
どんどん鼓動が速くなる。
それで、やっと気付いた。この胸の鼓動の正体が何なのか。ファソンは最初から―恐らく下町の古本屋で出逢った瞬間から、カンに恋をしていたのだ。だから、彼にこうして見つめられたり、触れられたりする度に身体が熱くなったり鼓動が跳ねたりしていた。この胸の動悸の正体は―恋の時めきなのだ。
どんどん鼓動が速くなる。
それで、やっと気付いた。この胸の鼓動の正体が何なのか。ファソンは最初から―恐らく下町の古本屋で出逢った瞬間から、カンに恋をしていたのだ。だから、彼にこうして見つめられたり、触れられたりする度に身体が熱くなったり鼓動が跳ねたりしていた。この胸の動悸の正体は―恋の時めきなのだ。