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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第12章 この美しい月影を、あなたと

国王さまが国の父ならば、その妻たる王妃は国の母、即ち民草の両親よね。両親は我が子を慈しむけれど、その愛情に見返りなど求めないし、たとえ自分を犠牲にしても、我が子を守ろうとするものだわ。
あなたのなしたことは、間違っていない。母は心から思いますよ。一人の民が救えない母に、たくさんの、この朝鮮中の多くの民を救うことはできないでしょう。あなたは人として、役者の彼を見捨てることはできなかった。その優しい心こそが民を労る母の心であると私は思っているわ。
あなたのなしたことは、間違っていない。母は心から思いますよ。一人の民が救えない母に、たくさんの、この朝鮮中の多くの民を救うことはできないでしょう。あなたは人として、役者の彼を見捨てることはできなかった。その優しい心こそが民を労る母の心であると私は思っているわ。

