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第12章 この美しい月影を、あなたと

追伸


　私の体調のことも、父上から聞いたのでしょう。母のことは心配しないで、あなたは殿下に誠心誠意お仕えし、中殿としての務めをまっとうなさいますように。




　二人めの子は天に還ってしまったけれど、私にはあなたがいます。今度、赤児を抱くのはやはり我が子ではなく、ファソンのお生み申し上げた御子さまねと、父上とも話し合っているのですよ。