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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役



"プル‥プル‥プル‥"



「はい・・・
ちょっと・・ああ、個人で連絡する」


天羽からの急な連絡、これは何かあったな‥
スマホを掴んで、何時も通りに会議室に入り鍵を閉めた。



「・・・
天羽、何があった?」


『社長が一応奏常務の意見を飲むようなんだよ‥
ただし、陽菜君が本気なったら潰す‥その前提で‥‥』


「なんだと!?
奏の奴が何を言っても頷く小鳥遊では無いが‥
もし勘違いされたら‥‥」


『陽菜君自身が危ない‥
しかし奏君が陽菜君に目を付けるとは‥‥』


「ありゃ本当に偶然だ」


丁度、別部署からの帰り道、たまたま奏と会い昼間の社食での話を聞きながら秘書2課へ。


そうしたら唄姫のあの騒ぎ、それに奏も反応し一気に陽菜を気に入った‥‥これが事の顛末。


考え方がまだガキだからな奏は‥
逆に一度気に入り本気になれば、何処までも喰らい付く。



『どうにかならないかい?』


「向こうからの連絡が入らん‥
それに奏の行動自体を止める事は出来ない、悔しいが小鳥遊の意志次第‥‥
小鳥遊の方は、奏の冗談だと思っている節がある」


『そうか‥
私に出来る事は、なるべく呼んであげて、専務室に匿ってあげる事しか出来ないよ』



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