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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第26章 雲母の一芝居ー裏工作ー



「はぁ‥はぁ‥はぁ‥ぁぁ‥‥」


「・・・陽菜っ!」


一気に力が抜ける陽菜の身体を、思いのままに強く抱き締め‥
まるで、俺まで飛んでしまったような錯覚‥‥


少し緊張していたんだろうな、小鳥遊家という環境と、悠久と直接対立を控えて。



「はぁ‥はぁ‥きら?」


「・・・
今度こそ全てを片付け、迎えに来るからな・・陽菜・・・」


「雲母・・・
うん・・待ってるから・・・迎えに・・来て・・・私を・・・」


「ああ・・・約束するさ・・・終わったら、絶対に迎えに来ると・・・」


「・・・きら・・・」


振り返った陽菜は、どこか覚悟を決めたような顔で、そのまま俺に抱き付いてキスして来た。



「・・積極的だな・・」


「・・・だって・・・」


触れるだけの唇‥
だが、これだけで良い‥
これだけでも、激しいセックスをした後のような満足感があるんだから‥不思議だ。



「だって‥なんだよ?」


「最近ずっと一緒にいたから‥‥寂しい」


「・・すぐ終わるさ‥
俺も陽菜が居ないと、寂しさを感じる‥‥陽菜が居ないとダメなんだよ、惚れ抜いてるからな」


「・・きら・・うん・・」


最後に額にキス1つ。


絶対に全てのカタを付け、陽菜を迎えに来てやる!!



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