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第42章 雲母の馬鹿！ｰ俺様的新婚旅行

「今日のところはベルリン泊まりだ‥
有名所は見ちまったしな、後は何があるやら‥‥」


「議事堂、フランデンブルク門、ベルリン大聖堂‥
後は近代化した建物だもんね‥あっハッケシャーホーフは？？」


どうせだったら、歴史的建造物が見たいと、歴史ある観光名所ばかり回り、他はベルリン郊外になっちゃう。



「ハッケシャーホーフ？」


「ドイツ語で"中庭"って意味なんだって‥
それに雑貨屋やカフェとか沢山ある、今で言う複合施設？
でもトンネルとかで道が繋がっているみたいで楽しそう、それにお土産も欲しいし‥‥」


「そっちが目的かよ」


「へへ‥‥」


ちょっと雰囲気が変わった場所でお買い物‥
こういうのも観光ならではでしょう？


雲母の腕を引いて、ちょっとおねだり‥
新婚旅行だもの、これくらいしても‥良いよね？



「全く、一度言ったら引かないからな陽菜は‥
分かった分かった、大量にお土産でも買おうじゃないか」


「やったぁ―！！」


雲母が折れてくれて、私達はハッケシャーホーフへ‥
入り口に案内もあって、割とサービスが良い。


だから‥‥大丈夫だと思って、私は雲母と離れてしまった・・・