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第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ｰ魅惑と誘惑のドイツ

「なあ陽菜、あまり食うと・・・太るぞ？」


「う゛っ！
雲母酷――い！！」


「くく・・
だってな、ドイツに来てから食い通しだろお前、日本に帰って太ったは言わせないからな」


「うぅぅ‥セーブします・・・・・」


旅行に来た時くらい、好きな物を食べたって良いじゃない‥雲母の意地悪っ！



「はぁ‥食べる気無くした‥
ちょっとお手洗いに行って来る」


雲母の意地悪な攻撃に撃沈、飲んでいる雲母を置いて、お手洗いへ駆け込む事に。



「・・ひ‥広い・・」


１０００人以上も入れるレストランじゃ、お手洗いを探すのも一苦労‥
漸く見付けて、洗面台でついついため息。



「雲母のところまで、ちゃんと戻れるかな？」


なんか不安、ベルリンでの事もあったから、また迷うとか？？



「まさか、此処建物の中だし、あり得ないでしょう！」


そう思い直して、お手洗いを出ようとしたら・・



「・・・キャッ！」


『おっと失礼‥
・・・あんた日本人か？』


「？？」


知らない・・男の人、ドイツ語だけど日本人って言った？？



「・・・っ！？」


そう思ったら、男の人は私の腕を捕まえて、口にハンカチを当てられたの。


朦朧とする意識・・


保っていられなくて・・・・私は意識を手放した・・・・・