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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第43章 ドキドキ波乱の新婚旅行ー魅惑と誘惑のドイツ

「ありがとう頂くわ‥
それとルーク‥‥」
「何でしょうか八神様?」
「悠人が戻る前に、少し人数を集められないかしら?
多分‥いえ絶対に、悠人は陽菜ちゃんしか助けない筈だから、その後の後始末をお願いしたいの」
「・・・
畏まりました、すぐに手勢を用意し待機致しますが‥
仁科様は介入をお嫌いになられる、戻り次第自分達が後始末全て請け負いましょう」
「それで構いません」
「では準備がありますので自分はこれで‥‥」
軽く一礼して、部屋から出て行くルークと名乗った男。
それにしても‥仁科は陽菜しか助けない、その言葉が正確ならば、まだ捕まえている日本人が多数居る事になる。
だから先手を打つ訳か‥
彼女は判断力も確かで、俺の出る幕は一切無い、男としたら少々悔しいがな。
「ミルクティーのようですけど飲みます?」
「あ‥ああ‥‥」
「雲母さん、私達は待つ事しか出来ません‥
待つ事が一番の苦痛だとは理解していますが、私は心配でも待ちます‥それが有効な方法と知っているので‥‥」
「・・・そうか・・・」
全ては仁科に任せろ‥それが彼女の決断‥
彼女の能力だったら、足手纏いにはならない筈なのに、ただ待つと‥‥
だとすれば、俺も冷静に待つしか無いだろう‥
全てを仁科に任せて・・・

