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第7章 満開
嗚咽しながらシャワーを浴びて寝室に戻る。
もちろん主人はいびきをかいて眠っていた。
主人のシャワーを待ち、キスを交わし腕枕をねだったのはいつ頃までだったろうか…

布団を捲りなるべく離れて横になる。

先生…助けて…

主人も先生も加虐体質として、ワタシが被虐体質で、個性はともあれ何が違うのか…

主人とは体を使われ、心や人格を詰られ、傷付き痛む行為、汚されていくと感じるのだ。

先生は愛情を持って接してくれる。言葉にはしなくても、体を愛で、ワタシ全部を愛してくれる。浄められる行為。

主人に犯されたことを思い出して体が震えてきた。

先生…早く浄めてください。願いながら眠りに落ちた。

朝起こしても主人は起きなかった。揺さぶって無理矢理起こす。

バタバタと食事し身支度して、玄関で見送る。

「週明けから体辛いし、寝不足だな。スケベ女に乗せられたな。
お前はいいよな。このあと好きなだけ寝られるんだろ?」

「すみません。いってらっしゃい。」

ガチャン…無機質なドアの音と共にレイプ犯が居なくなった。

夜の行為を話すことなどしない人、しかもワタシは悪者呼ばわり。この仕打ちに耐えられなかった。
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