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第7章 満開

客間に通され、ベッドに腰掛けて待つように言われる。

「カモミールティーを淹れましたよ。蜂蜜を入れていいですか?」

「はい。」

ティーソーサごと渡される。先生も隣に腰掛けられた。

「飲みながらでも、終わってからでも、落ち着いたら、何があったか話していただけますか?」

「はい。ごめんなさい。いきなり抱き付いて…」

「いや、嬉しかったですよ。僕を頼ってくれて…
でも僕の顔を見て泣き出したから、僕も関わることでしょう?

話も訊かずに泣いている貴女を奪うようには抱けないですよ。」

ああ、やっぱり先生が好き、ワタシ、先生を愛している。

「直接ではないのですが、その先生との事が、ワタシにとっては初めてで素晴らしくて…

土曜日にたまたま、久しぶりに主人に求められたのです。主人はワタシの反応が違うと言ってました。

ワタシは先生と比べてどうしても耐えられなくて、先生が義務を果たしなさいと言われたことを胸に、感情のない行為を受け入れました。

そのうち、スケベだのとワタシを蔑みました。

先生が、ワタシのことを被虐体質とおっしゃられたことを思い出して、苦痛に耐えたのです。」


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