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色絵
第7章 満開

っせんせぇ…もっと、
せんせぇの筆を蜜壺に…ワタシの蜜壺に挿してくださいっ…

「もう欲しくて堪らないんだね。いいことです。
ゆっくり挿していくから、ちゃんと見ているんだよ。」

貴女は潤んだ目でコクコクと頷く。

自身の根元を握り、腰を上げて、筆先を下方に向ける。

切っ先で入り口を押す。
グニグニと形を変えて僕を迎え入れる様子を貴女はじっと見ていた。

男女の関係には相性がある、むろん精神面での繋がりでカバーできるものもあるが、性癖も大きく影響する。

同じ加虐体質でも僕とご主人とは違う。
相手を蔑んで下等扱いをして自己肯定するタイプのご主人は、虐げられて自己否定感に興奮する女性でないと、互いに満足しない。

僕は羞恥心を煽ったり、焦らしたりは好むが、心身共に傷になるような加虐は好まない。

この点では僕と貴女は相性が良いと思う。

ただ一番の相性は身体的なものだ。体格差からの扱い易さと、持ち物の形状。

貴女の蜜壺に筆を納めると、元々そこから切り出されたモノではないかと思う程しっくりとくるのだ。

それを貴女に体感させたかった。


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