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色絵
第8章 情画

雄叫びのような喘ぎが僕の口内にこだました。

「鼻で息をして、目はしっかり開いて僕を見なさい。」

貴女は息をするのも忘れて口づけに応え、酸欠気味に顔を赤くしていた。
可愛いキュンとした小鼻が酸素を求めてピクピク拡がる。
そこまで僕を欲しがる貴女に愛おしさが募る。

「舌をだらんと伸ばして僕の口に入れなさい。」

貴女の自由に動かせる器官は目と唇だけだ。
目は口の代わりに快感を語り、唯一となる舌を僕に差し出した。

んん…んふン

僕の唾液を乳飲み子のように飲む貴女、舌を吸出して奪うと、慌ててまた求める。

腹で捏ねられた花一帯は、グチョグチョと泡立ちイヤらしい音をさせ痙攣する。

乳房は縛りでなく快感から張り出し、実は赤く熟れていた。

んんん…フグ…ふぉぉ…

腹に温かい液体が当たり、貴女が潮を噴いて達したのを知らせる。

強い硬直が過ぎて大きな痙攣に変わるまで、全部の愛撫を続けると、貴女は大きな瞳から涙を零して絶頂を訴えた。

唇を静かに離すと銀糸が互いの唇に架かる。
貴女は肩で息をしていた。

「気持ちよかったみたいですね。」


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