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色絵
第9章 猫
唇と舌で上手に搾り込み、僕のすべてを吸出して呑み込んだ。
過ぎる快感に腰を引くと、キレイに舐め取られた自身が現れる。
貴女は、まだ欲しそうにそれを見つめていた。
「はぁ…はぁ…もう少し絵を進めますよ。」
テーブルに戻り絵に取り組む僕を哀しい瞳で貴女は見てきた。
蜜が溢れ滴りだし狂う貴女を絵にしたかった。
っぅう…んはぁ…
熱にうなされるごとく貴女は吐息を洩らし、腰を揺らす。
色鮮やかな欲が見える。
その揺れる裸体を色づけしていく。
カタン…ガタガタ…
奥の部屋で物音がする。
ぼうっとする頭の中でワタシの聴覚だけが鋭く働いていた。
「っはぁ…せんせぇ…何か奥で音がしますよ。」
「気のせいじゃないでしょうか。」
「そうでしょうか…っあ、…何かが倒れるような音でしたが…」
「ずいきのせいで聞こえないものが聞こえたように思えたんでしょう。」
幻聴だろうか…あんなにはっきり聞こえたのに…
でもそれ以上会話を続けることも出来なかった。
ずいきは、倍近くワタシの中で膨れあがっていて、圧迫感があった。
中はジンジンと腫れているような異常な熱を持ちワタシを苦しめる。