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色絵
第11章 無花果

「18になるまでは抱かないと、それだけは守ると決めて沙絵にも言ってあります。」
「先生…もうわかりました。もう離してください。」
「まだ、貴女の話をしていません。」
「言葉で何を言われても…きっと信じられません。お願い、もう離して…」
「駄目です。聞いて貰います。
貴女が此処に訪ねてきて、僕はすぐに貴女に惹かれました。
結婚しているとわかってもその気持ちは抑えられませんでした。
貴女がモデルをしたいと言ってきた時、その場で抱いてしまいたかった。
どうにかして貴女から抱いて欲しいと言わせるよう…
色々考えて、
やっと触れることができたのです。
そして、僕の性癖を受け入れてくれる。むしろ、同じように悦んでくれると感じました。
だから、愛してると言った。偽りない想いなのです。」
「先生?沙絵さんにも、縄を使ってるじゃないですか…」
「沙絵は同じ性癖は持ってないですよ。
あの娘は僕がすることを受け入れているだけで…
貴女のように縄で縛られただけで蜜を溢れさせたり、鞭をねだって潮を噴くような素質はありません。
貴女との関係が始まって、沙絵とは減ってきています。

