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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第18章 お金と幸せ
[親父とどっちが気持ち良かった?]
神崎護の問い…私の思考は停止していた。

安易に答えてしまった…[…両方]

神崎護は財布から札を取り出した。

[ヤッパお前…淫売だな]

神崎護は私を起こし、制服やスカートの乱れを直した。

[俺…マジお前の事好きなんだ…だからお金の為に抱かれるの辞めてくれよ…]
神崎護…今にも泣きそうな顔。

もうろうとしてる意識を取り戻す。

[口の中ベトベト…顔も…]

私の言葉に、神崎護は駆け出した…自販機。
戻ってくる…手にはミネラルウォーター。

私はうがいをし、一口飲み、神崎護に手渡す。

神崎護…一瞬、躊躇(ちゅうちょ)するも、一口飲み私にまた渡す。

[お前ってホント、不思議だな…]
神崎護は言った。

靴下までさがったパンツ…恥ずかしかった。

神崎護も気付く…[ごめん]…言ってから後ろを振り向く。

私はティッシュを取り出し、股間を拭き、パンツを履いた。

神崎護…後ろ向きのまま言った。
[ごめん…中に出した…何かあったら必ず責任とるよ]

[ピル飲んでるから]…私の言葉に神崎護は振り向いた。

神崎護の顔…複雑な表情だった。
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