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honey chocolate
第2章 続きの朱


「はぁっ、はっ・・・」


いけない、仕事中なのに思わず走って逃げてしまった。


「意味の無い行動を・・・」

そう思い、踵を返した瞬間。


「い・・・っ!!」

鼻をぶつけたそこには城山がいた。



「・・・な、・・・し・・・」


「お前が逃げるからだろ」


「・・・だ、」


「だってじゃねえよ」



何か、言わなきゃと思っても言葉が出ない。

俯いて黙っていると


「・・・来い」


手を引っ張られ、連れ込まれた部屋のドアがバタンと閉まる。

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