この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王様の嫁はバージン美少女
第1章 国の新たな定めは × × ×

「さあ、ご飯出来上がったわよ!」
テーブルにお箸を置きながら、お母さんは私とお父さんを呼ぶ。
「おいしそう~〜~!!」
嵐や嫌な予感などを忘れて、私は自分の好物ばかりが並ぶテーブルを見て思わず叫ぶ。
「今日は、特別な日だからな!」
椅子に座ったお父さんは、私を優しそうな目で見つめる。
「そうね〜、みうの15歳のお誕生日だもの♪」
お母さんは私の両肩に手を置いて、嬉しそうに微笑む。
なんだか幼い子供を祝っているみたいで、もう充分大きい私は恥ずかしくなる。
でも、そんな優しい両親に大切に育てられたことは、とても幸せだと思うし感謝している。
世の中には、子供をちゃんと育てられず捨てたり虐待したりする酷い親もたくさんいることを知っている。
子供がなかなか出来なかった私の両親は、結婚して3年目に妊娠していると分かってとても喜んだらしい。

