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隠密の華
第16章 十五

「都、この密命引き受けてくれるな?」

「設樂様……しかし……」


妾など、また王子から抱かれたりするのではないか?


「……」

「都」

「……」


戸惑ったまま黙り込んでいる私へ向かい、設樂様は優しく名前を呼ぶ。

しかし――


「御意……」


私が呟くと、その瞳が冷たく濁った気がした。

……もう一人の女として生きていけると思っていたが、そうでもなさそうだ。

まさか、こんなことになるとは。

呆然としながら、設樂様の低い声が耳に残った。


「都は隠密。誰のものにもならない――」

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