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第20章 ふゆ

こたつの中で、君の足
少し当たると
どきっとする

慌ててひっこめる

もう少しくっつきたい
でも、嫌かな、きっと嫌だよね

でもやっぱり、できることなら
もうちょっと、触れてみたい

もう少しだけ

いいかな
いいよね
聞けないけど

ゆっくり足を近付けてみる
どきどきするけど

君はこたつでうつ伏せに寝てる

この正方形が、今は私の世界の中心だ

「こたつが好き」