この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私が愛した風俗の世界
第6章 新婚時代

なんでだったんだろう……辞めるって
決めてから、急に指名が増えてきた。
サービスは多分、さほど変わりなかった。
気持ちの問題かな……
ただ、出せばいいわけじゃないってこと。
雰囲気を作ったり、ちょっとした
気遣いで全然、違う結果が起きてきた……
私は半年だけという約束で夜も
働きに出るようになった。
主人が保育園に迎えに行って、
夜中に二人で迎えに来てくれた。
『さっきまで、ママまだかなー』って
言ってたけど寝ちゃったとか……
ごめんね……抱っこして
朝までくっついて3人で寝るのが
幸せだった。
すれ違うことが多くて、その頃交換ノートを
書いていて、今でも大事にしてる。
死ぬ前には処分しなくちゃと最近
思っている。
たまに読み返すと涙がでてくる。

