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第3章 第一回報告会

映像の中の真由美さんは
部屋を見回して
キョロキョロしています。

「へぇ～、大きな
お部屋なんですね～。
それによく整理整頓されて～」

「いや～、男一人住まいなもので
いつもは散らかしています。
今日は真由美さんが来るって
言うんで友達に手伝ってもらって
綺麗にしたんです」

「へぇ～、わざわざ私の為に？」

好意的な笑顔です。

「ワイン、お好きでしたよね？」

「うん、気が利くわね」

既に打解けた喋り方です。

「これ真由美さんの為に
購入しました」

木原がワインの瓶を
テーブルの上に置きました。