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ショートストーリーズ
第32章 裕美子 ~惨めさ~
ご主人様のご調教はいつも厳しくて、裕美子は泣きます。辛くもありますが、そこにご主人様を感じられる、幸せな時間でもあります。裕美子がいちばん辛く悲しいのは放置されること。それも、すぐそばにご主人様がいらっしゃるのに、まるで裕美子は存在しないかのように・・・

週末の朝、ご主人様が沙紀様をお連れになって裕美子の部屋へ来て下さいました。玄関で手をついてご挨拶した裕美子は、無言のままのご主人様に裸にされ、首輪とリードをつけられてリビングに引いていかれます。ダイニングテーブルの下に入るよう促され、テーブルの4つの足に、裕美子の両手と両足がそれぞれ麻縄できつく繋がれました。さほど大きくないテーブルなので、膝を曲げて四つん這いになったような姿勢です。裕美子の顔の前には水の入ったボウル、両足の間には洗面器が置かれました。裕美子には、一言のお言葉もかけられることはなく・・・


テーブルに向かい合って座るお二人

楽しそうな談笑

二人分のコーヒーとケーキ



その日、お二人はそのまま泊まって行かれました。裕美子は朝までテーブルの下に繋がれたまま。顔の前のボウルの水で水分を取り、排泄は・・
お二人の夜の営みは、当然のように裕美子の寝室のベッド。寝室とリビングの間のドアは開け放たれたままで・・・

惨めさと悲しさに泣きながら眠ってしまった裕美子が気づくと、ご主人様が裕美子をテーブルから解放してくださっているところでした。沙紀様のお姿はありません。長時間の拘束で、ふらつきながらやうやく立ち上がった裕美子。


『おいで』


裕美子の前に立って両手を広げるご主人様・・

止まったはずの涙が、一層大粒になってボロボロとこぼれます。

走り寄るように胸に飛び込む裕美子への抱擁・・・


いくら切望してもやっては来ないのに、予期しないときに突然訪れるこの瞬間を経るたび、裕美子はご主人様から離れられなくなるのです。



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