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第7章 見つめる男たち…。

洗濯機を動かし
荒い終わった洗濯物を
脱水したあと
春奈は洗濯物を干す。

毎朝の日課だ…。

それが終わり
ほっとひと息ついて
朝のコーヒーを飲むのが春奈の日課。
時計の針は8時30分を少し回ったところ。

テレビのワイドショーをつけて…っと
その時に
春奈のスマホに着信が……。




着信画面には
美紅。と表示されている…

えっ？
どうしたんだ？
こんな時間に……

春奈はビックリしてスマホにでた



ーーあ！もしもし！ママ？！

とけたたましい美紅の声…。
その声からも美紅の慌てぶりがわかる。

ーーなに？どうしたの？

と春奈が美紅を落ち着かせるように
尋ねると……。




…………
どうやら美紅は
昨日宿題に出された
数学の課題を部屋においたままで
学校に行ったらしい。
要はそれを届けてほしいということであった。


双子の娘のうち
姉の陽菜は
物静かだけども芯は強くて
少々のことでは弱音をはかなくて
かなりしっかりものであるが
妹は別人だ……。