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第7章 見つめる男たち…。

ガタン！
ガタンゴトン！
ガタンゴトン…ｶﾀﾞﾝｺﾞﾄﾝｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝｶﾀﾝｺﾞﾄﾝ………



初夏の冷房のきいた電車内は
通勤ラッシュがややおさまった時間のため
春奈の想像よりは
はるかに空いていた。
おかげで
春奈は座席に座ることができた…。


8時57分発の急行電車は
都心を抜けて
9時間33分に
陽菜と美紅の学ぶ中学の
最寄駅に到着予定だ。


駅からは
徒歩で5分のところに中学校があるから
走れば3分かかるかかからないくらいで
校門には
到着するかな？
なんとか遅くても9時40分の1時間目が終わる頃には
到着できそうだ…。


春奈は
美紅のスマホに

1時間目が終わったら
校門までとりにおいで！
この親不孝の慌てん坊さん

とメールを送信した。