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本日も…。
第5章 ネトラレた男…。
ーーカチャリ!


ロックが開く音がした。

開いたドアから
佐藤勇樹が顔を出した。


『佃さん…。わざわざ心配してくださり、なんと言ったらいいのか… …すみません。…さぁ、どうぞ。』

勇樹に招かれて
春奈は博子の出ていったあとの博子の自宅に入る。


都心の街並がまるで
ミニチュアのように部屋の窓から広がる……。



この風景を
博子は
かの勇樹と毎日眺めていたんだなぁ…


春奈は
いまだに博子の思いきった行動が
信じられなかった…。


勇樹は春奈に
昨日電話で話した
博子の今回の行動に至る経過をもう一度
繰り返した…

春奈も昨夜の博子からの電話での会話を
もう一度繰り返した。



………………長い沈黙がその後の二人の間に流れた。
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