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幸せの欠片
第7章 夫の企て
 麻衣は帰宅すると、急いで食事の用意を始め、悟が帰宅する一番早い時間の19時までには支度を終えた。

 後は使い終わった調理用具を洗ったり、バスルームに夫の着替えを準備するなどしてから、ソファーでリラックスして悟の帰りを待つのが習慣だった。

 この夜は、ソファーに座ろうとしたところへチャイムが鳴って、夫が帰って来た。

 玄関に迎えに出て、カバンを受け取る。

 いつも通りに夫の靴を揃えて、手入れしようと屈んだところへ、いきなり後ろからスカートをめくられた。

 麻衣は約束通り、下着を着けていなかった。

「よし、いい子だ」

 そう言うと、今度は乳房を鷲掴みにして、ブラジャーのないことを確認した。

「ふむ。後で可愛がってやるからな」

 麻衣は疲れてはいたが、一度も達していないことが体のどこかに引っかかっているような感じで、その言葉にチラと期待したことを自覚していた。

 夫はバスルームから出て食事を終えると、ソファーの前に座った。

 いつも通りの夫の行動が肩透かしのような気分だったけれど、片付けをして、洗い物のためにキッチンに立っていると、背後に夫がやって来た。

 いきなりスカートを引き摺り下ろすと、後ろから手を入れ、花芯をこすり始めた。

「あ、あなた……、そんなことしたら、お皿が割れちゃう」

「あなたじゃないだろう?」

「あっ……ご主人様」

 夫は、いきなり二本の指で麻衣を貫くと、中でよじるように動かし始めた。

 既に熱くなっていた秘所は、どんどん蜜を溢れさせる。

 これでは、食器洗いどころではない。

 悟は、手を休めなかった。


「さっさと終わらせろ」


 何とか洗い終わると足がガクガクして来た。


「尻を上げろ」


 また叩かれるものと思っていたら、指を出し入れしながら命令した。


「そのままリビングまで行け」

「はい、ご主人様、あぁ……」


 必死に四つん這いをしながら、リビングにたどり着くと、夫が指を一瞬抜いた。


「いいか、そのままの姿勢で力を抜いているんだ」

「はい、ご主人様」


 激しい指使いに、体が反応し火照っていたが、次の瞬間、麻衣は悲鳴をあげた。

 悟が、サックをし、愛液で濡れた指をアナルに突き刺したのだった。


「いやぁーっ!」

「キツイな」


 そう言うと、指を抜き差しした。
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