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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

「私は、量が少なかっただけで、

ちゃんと三食食べてたよ。」

「彩香は、圭子さんが作ってくれてたからだろ？」

「違うよ。彩香が作ってたもん。」

「俺は、料理作れないからな。」

「私と暮らす前は、外食してたんでしょ？

どうして、食べに行かなかったの？」

「彩香が、帰ってくるのを待ってた。

食事に行く気がしなかったんだよ。」

「じゃあ、何か買って帰れば良かったでしょ。」

「だって、彩香のご飯なら食べたいけど、

他のは食べたいと思わなかったんだから

仕方ないだろ？」

「やっぱり彩香が、悪いんだね？

彩香のせいで、真が倒れたんだね？ごめんね。」

「俺が悪いんだよ。

彩香は、何も悪くない。

彩香の顔見たら、お腹すいてきたよ。

それに、何か良い匂いしない？」

「ふふふ、真が食べたいって言ってたのだよ。」

「だし巻き玉子だろ？食べる！お腹すいた。」