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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

看護師が来てくれて、点滴を外してくれた。

看護師が出ていったら

「彩香、彩香、こっち来て？」

「何？」

彩香を両手で抱き締めた。

「あぁ～、やっとちゃんと抱き締められた。」

「真、恥ずかしいよ。お父さん･･･」

「親父は無視！」

「はいはい、お父さんは見てません。(笑)」

「真、本当に恥ずかしいよ･･･」

「分かったよ。」チュッ

「･････恥ずかしいって言ってるのに･･･」

「ごめん。ごめん。

あんまり可愛かったから、

チューしたくなった。(笑)」

「可愛くなんか無いし･･･」

暫くしたら、真の食事が運ばれてきた。

やはり、お父さんが持ってきてくれた

仕出しのお弁当の方が、美味しそうだった。

「真、何食べたい？好きなのとって良いよ。」

「彩香のだし巻き食べたい。」

「彩香ちゃん、このだし巻き美味しいよ。」

「そうですか、良かったです。」