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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

「････ショック」真は、シュンとしていた。

「彩香だって･･･」

「彩香だってなんだよ？」

「彩香だって･･楽しみに･･･してたよ･･･

真のバカ！ふぇ～ん、ううぅ～バカ！」

「彩香、もう泣くなよ。我慢するから、

彩香も我慢するんだよ。」

「･･･、真、眠いよ。凄く眠いよ。

購買に行って、ナプキン買ってくる。

あまり持ってないから、

それから、寝るよ。付き添い用のベッドで」

彩香は、財布を持って購買に向かった。

とぼとぼ歩いていたら、聖夜さんに出会った。

「彩香ちゃん、どうした？元気ないね？」

「赤ちゃん、できてなかったんです。」

瞼に大粒の涙を溜めて、呟いた。

「彩香ちゃん、あそこのソファーに

座ろうか？」聖夜は、彩香を

待ち合い室のソファーに座らせた。

「赤ちゃん、授かって無かったんだね？

彩香ちゃん、赤ちゃん欲しかったの？」

「･････」